管路耐震設計基準の性能設計化研究会

研究会名称管路耐震設計基準の性能設計化研究会 区分SPR-A[災研提案型]
委員長小池 武 構成員25名
幹事長 長谷川 延広
活動目的・内容 本研究会は、ISO国際標準化による性能設計法への動向を鑑みて、上水道管路の現行耐震設計基準を対象に、事業者・設計技術者・防災技術者などが、基準の荷重作用・設計法の性能設計化、限界状態と管路性能照査、技術開発などに関する研究情報共有の推進、性能設計に向けての課題の明確化、などを目的として平成30年度(2018年度)から3年間に亘って研究会活動を行った。
前年度の活動

令和2年度(2020年度)は、コロナ感染症が蔓延したため、
当初計画していた方式の研究会・定例講演会が開催できず、すべてリモート会議形式で研究会を実施した。日本の水道設計指針の性能設計化について研究会の主張を具体化するため、研究会会員からのアンケート調査を実施し、その意見に基づいて性能設計化課題を提言の形でまとめ、さらにそれを具体化するため、提案内容を学術論文形式で作成し、論文としてまとめ、学術会議の席で発表して関心のある識者の意見を伺う活動を行った。特に水道設計指針に関係する学術会議となる水道研究発表会および土木学会の地震工学研究発表会に対して論文発表するとともに、3編の学術論文搭載、1編の研究会発表、さらに1編の投稿準備を行った。各論文タイトルは、
(1) 「地中配水池の耐震安全性能照査法提案」、(土木学会論文集掲載済)
(2) 「地上配水池の耐震安全性能照査法提案」(土木学会論文集掲載済)
(3) 「水道施設耐震工法の性能設計化試論」(土木学会論文集掲載済)
(4) 「埋設鋼管の耐震設計における破壊確率の試計算」(水道研究会発表済)
(5) 「水道システムの耐震安全性能照査法提案」(土木学会論文集投稿予定)

この3年間の研究成果を「管路耐震設計基準の性能設計化に向けて」と題する最終報告書としてまとめている。

今年度の活動
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