AI応用研究会

研究会名称AI応用研究会 区分SPR-A[災研提案型]
委員長古田 均 構成員26法人
幹事長 野村 泰稔
活動目的・内容 本研究会は、近年、多くの注目を浴びている人工知能(Artificial Intelligence; AI)の最新技術と現場ニーズの調査を行い、建設業務において、省力化・省人化できる技術体系を整理することを目的とするものである。現在AIとして最も注目されているのは、深層学習(ディープラーニング)であり、多くの応用例で華々しい成果をあげている。しかしながら、土木、建築の実世界においては、深層学習に必要な大量の有用データを得ることが難しく、AI技術は用途が限定されているものへの適用が多い。近年は、大量データを必要とせずともに、有益・実行可能な解を得る技術が提案されつつあるが、従来のAI技術であるエキスパートシステム(データが少ない場合)やファジィ理論(基準が明確でない場合)の活用も期待できる場合もある。

前年度の活動

本年度は先端AI技術だけでなく従来からあるAI技術を活用した土木工学に関するオンライン講演会を下記の通り実施した。異分野を含めたAI活用事例、日常業務・研究に活用できる技術などを定期的に紹介し、今後の建設分野におけるAI活用のあり方を考える機会を提供した。
第1回研究会     11月18日(金)(オンライン開催)15時から
議題:
1.土木学会全国大会+AIデータサイエンスシンポでのAI/IoT/ICT活用事例紹介
2.今後の活動討議
第2回研究会     12月20日(火) 15時から
講演:
1.河川防災におけるAIの応用 講師:一言正之(日本工営株式会社)
2.遺伝的アルゴリズムによるライフラインネットワークの復旧計画策定 講師:高橋亨輔(香川大学)
3.AIを用いた石礫の自動判読技術 ~AI礫径判読システム「グラッチェ」~ 講師:井川 忠(オリエンタルコンサルタンツ)

今年度の活動

本年度は先端AI技術だけでなく従来からあるAI技術を活用した土木工学に関するオンライン講演会を下記の通り実施した。異分野を含めたAI活用事例、日常業務・研究に活用できる技術などを定期的に紹介し、今後の建設分野におけるAI活用のあり方を考える機会を提供した。]第1回 6月17日(木) 16:30~17:30
講師:河村圭氏(山口大学)
テーマ:深層学習による空中写真(航空写真)からの土砂移動部自動検出
第2回 7月15日(木) 16:00~17:30
講師:久保久彦氏(防災科学研究所)
テーマ:機械学習と物理モデルのハイブリッドで地震の揺れを予測する
第3回 8月19日(木) 16:00~17:30
講師:宮本崇氏(山梨大学)
テーマ:災害事象の把握・予測に対するデータ駆動科学の応用
第4回 8月26日(木) 16:00~17:30
講師:伊藤真一氏(鹿児島大学)
テーマ:豪雨時の斜面崩壊予測に対するAI技術の適用
第5回 1月21日(金) 16:00~17:30
講師:服部洋氏(株式会社ニチゾウテック)
テーマ:非破壊検査とAIの融合]

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