土工構造物の防災を考える技術セミナー

一般財団法人土木研究センターから2019年8月に「土工構造物の性能評価と向上の実務」を発刊いたしました。この技術書は、一般財団法人災害科学研究所に設置した「土工構造物の性能向上技術普及研究会(委員長:常田賢一)」で実施した道路をはじめとする鉄道や河川,宅地分野の盛土、土留め等の土工構造物について、性能評価の視点からの地震、豪雨などによる既往被害の分析、性能の評価方法および強化・補強技術に関する調査・研究を取りまとめたものです。最近では異常気象による土砂災害や洪水が多発しており、また、2015年3月には「道路土工構造物技術基準」が制定されるなど、土工構造物を取り巻く環境が変化しております。そのような中で、将来の盛土などの土工構造物の防災の方向性を知り、考えて頂くための技術セミナーを開催いたします。業務ご多忙の折りとは存じますが、この機会に多数の方々が参加下さいますようご案内申しあげます。

 開催日  募集人員         会場   (場 所)
令和1年11月19日(火)

80名

~100名

【大阪】大阪大学 中之島センター 10 階 佐治敬三メモリアルホール

(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53  TEL 06-6444-2100)

令和1年11月25日(月) 80名

【東京】KFC Hall & Rooms Room115

(〒130-0015 東京都墨田区横綱1-6-1  TEL 03-5610-5801)

2.プログラム
時間 プログラム                講師
13:00~13:10 開会の挨拶

【大阪】一般財団法人 災害科学研究所

【東京】一般財団法人 土木研究センター

13:10~13:50

講演

-道路土工構造物の防災に関する最近の話題(仮)-

国土交通省道路局 環境安全・防災課 道路防災対策室

企画専門官 藤井和久

13:50~14:30

講演

【大阪】-高速道路における斜面対策の現状と課題-

西日本高速道路株式会社 技術本部

技術上席主幹 田山 聡

【東京】-盛土の締固め管理、斜面安定解析、補強土工法に関する最近の話題と展望-

東京大学名誉教授(現 東京理科大学教授)

龍岡文夫

14:30~14:40 休        憩
14:40~16:50

1.土工構造物の性能評価と向上の実務

1.1 性能評価の課題と対応

1.2 地震動の設定と適用

1.3 設計・施工・維持管理

1.4 浸透挙動把握と排水対策

1.5 健全性評価

 

大阪大学名誉教授  常田賢一

パシフィックコンサルタンツ株式会社

門田浩一

富山大学大学院 理工学研究部

教授 原 隆史

近畿大学理工学部・大学院

准教授  河井克之

【大阪】林 健二 【東京】中根 淳

2.技術資料の紹介
16:50~17:00 今後の展望と閉会の挨拶 一般財団法人 土木研究センター

*この講習会を受講された方は、土木学会のCPDポイント3.7単位を取得できます。

3.共催   一般財団法人災害科学研究所・一般財団法人土木研究センター

4.後援

【大阪会場】公益社団法人土木学会関西支部、公益社団法人地盤工学会関西支部、一般社団法人建設コンサルタンツ協会近畿支部

【東京会場】公益社団法人土木学会関東支部、公益社団法人地盤工学会関東支部、一般社団法人建設コンサルタンツ協会関東支部

5.テキスト

「土工構造物の性能評価と向上の実務」、「セミナー講演資料冊子」

6.受 講 料    6,500円/人(テキスト代および消費税を含む)

7.申 込 み

申込書に必要事項を記入のうえ、FAXでお申し込み下さい。

8.締 切 日

開催日の2日前まで。なお、定員になり次第、締め切らせていだだきます。

9.お問合せ先・お申込み

一般財団法人 土木研究センター

〒300-2624 茨城県つくば市西沢2-2

TEL:029-864-2521、FAX:029-864-2515、E-mail:mail@pwrc.or.jp