橋梁は、これまで社会基盤施設として市民社会を支えてきました。長期にわたり安心して使用できる丈夫な社会基盤構造物によって社会は健全な姿を保ってきたと言えます。橋梁を安心して使用するためには、その橋梁の供用期間中に適切な維持管理を行い、安全性、使用性、耐久性等の各種要求性能を満足させる必要があります。しかしながら、近年、全国で70万橋に及ぶ橋梁において老朽化が進行し、これらの橋梁の約半数がここ十数年で建設後50年を超える高齢期に差し掛かってきています。これらの橋梁を適切に維持管理し、長期にわたってその性能を保持していくためには、これら橋梁の点検・調査、およびそれに基づく個々の橋梁に対する健全性の評価・判定、さらには損傷を受けていると判定された橋梁の補修・補強対策を適切に実施し、橋梁の長寿命化を図ることが重要と言えます。
今回、(一財)災害科学研究所、社会基盤維持管理研究会【委員長:大阪大学名誉教授 松井繁之】では、橋梁技術者に対する質・量の向上を目指す支援プログラムの一環として、実務に携わる橋梁技術者を対象として【橋梁の長寿命化技術に関する講習会】を開催いたします。ご多忙中とは存じますが、奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。
記
■ 主 催:(一財)災害科学研究所 同・社会基盤維持管理研究会(URL:https://csi.or.jp/content/ )
■ 後 援:(公社)土木学会関西支部、(一社)日本橋梁建設協会、 (一社)近畿建設協会、(一社)プレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部(予定)、(一社)建設コンサルタンツ協会近畿支部
■ 日 時:平成30年10月11日(火) 13:00~17:00
■ 会 場:建設交流館 8Fグリーンホール 大阪市西区立売堀2-1-2(地下鉄本町駅(22)(23)、阿波座駅(2)、西大橋駅(1) TEL:06-6543-2551
■ プログラム
司会 社会基盤維持管理研究会 幹事長 (株)富土技建 石﨑 茂
13:00~13:10 開会挨拶
社会基盤維持管理研究会 委員長 大阪大学名誉教授 松井 繁之
13:10~13:50 特別講演「近畿地整における橋梁長寿命化への取組み」
近畿地整 道路保全企画官 河合 良治
13:50~14:35 特別講演「鋼橋の疲労損傷と補修工法」
法政大学客員教授 森 猛
14:35~15:05 講演「鋼橋桁端部の防食技術の現状と動向」
川田工業㈱ 技術部長 街道 浩
15:05~15:20 休 憩
司会 社会基盤維持管理研究会 副幹事長 (株)古市 古市 亨
15:20~15:50 講演「橋梁の調査診断技術」
(株)CORE技術研究所 代表取締役 真鍋 英規
15:50~16:20 講演「PC橋の長寿命化対策と課題」
(株)IHIインフラ建設 橋梁事業部 技術部長 廣井 幸夫
16:20~16:50 道路管理者のための「中小規模橋梁の維持管理ハンドブック」の概要
関西大学准教授 石川 敏之
16:50~17:00 閉会挨拶
社会基盤維持管理研究会 幹事長 ㈱富士技建 石﨑 茂
(なお、プログラムは当日の都合により一部変更となる場合がありますのでご了承願います。)
■ 継続教育認定
(公社)土木学会(CPD):認定番号JSCE18-0831、3.8単位
(一社)全国土木施工管理技士会連合会(CPDS):4unit
■ 参加申込
① 申込先:(一財)災害科学研究所 TEL: 06-6202-5602 FAX:06-6202-5603
e-mail:saiken@csi.or.jp
申し込み用紙に記入の上、FAXまたはe-mailでお申込み下さい。
② 定 員:200名程度
③ 参加費:8,000円