令和元年度特別講演会「熊本地震に学ぶー知見と提言ー」講演会
熊本地震は、2016年4月に発生した益城町付近を震源とする直下型地震であります。この地震の特徴は、前震(M6.5)と本震(M7.3)の連続地震により、地表地震断層や構造物被害の顕在化、中山間地域での斜面崩壊とそれに起因する落橋などの被害発生など、本地震に固有な被害事象もある点であります。
災害科学研究所は、地震後3年を経過したこの機会に、熊本地震災害報告書「熊本地震に学ぶ-知見と提言-」を編纂いたしました。これを記念して、熊本地震災害から多くの知見と今後への対応を学ぶための講演会を開催いたします。報告書の内容および最新の研究成果や復興工事などの状況を通して、熊本地震に関して特筆される情報、知見を共有して頂くとともに、将来の地震防災・減災に活用して頂くことを願っております。
皆様におかれましては、奮って参加して頂きますよう、お願い申し上げます。詳細はこちらをご覧ください。
記
❏ 日時及び会場 : 2020年1月21日(火)9:20~17:00(受付開始 8:50)
大阪大学中之島センター10F(メモリアルホール)
❏ プログラム:
9:20- 9:30 開会挨拶
災害科学研究所 理事長 松井 保
9:30-10:20 「地形・地質と地震活動」
大阪市立大学 教授 三田村 宗樹
10:20-11:10 「斜面・土工構造物が関わる複合構造被害」
土木研究センター理事長・大阪大学名誉教授 常田 賢一
11:10-12:00 「熊本地震からの復旧事例に学ぶ補修補強における様々な配慮」
国土技術政策総合研究所 前室長 星隈 順一
12:00-13:00 休憩
13:00-14:00
特別講演「近畿地方整備局における災害時の課題とその対応について」
近畿地方整備局 道路部長 植田 雅俊
14:00-14:40 「宅地、擁壁、住宅の被害と要因分析」
諏訪技術士事務所 所長 諏訪 靖二
14:40-15:20 「熊本城の被害と復旧」
熊本市熊本城総合事務所 所長 網田 龍生
15:20-15:30 休憩
15:30-16:10 「高速道路の被害と復旧」
西日本高速道路エンジニアリング関西(株) 技師長 殿垣内 正人
16:10-16:50 「阿蘇大橋地区斜面防災対策工事における取り組み」
(株)熊谷組 土木設計部長 中出 剛
16:50-17:00 閉会挨拶
❏ 参 加 費 : 10,000円(消費税込、書籍(本編(CD版,475pp.)+要約編(ハードコピー版,74pp.)、および資料代を含む)
❏ 参加申込 : 参加申込書(別紙)に必要事項をご記入のうえ、E-mailまたはFAXでお申込み下さい。定員(150名)に達し次第、受付を締切いたします。
E-mail:saiken@csi.or.jp TEL:06-6202-5602 FAX:06-6202-5603
❏ 継続教育認定
(公社)土木学会(CPD):認定番号JSCE19-1177、6.2単位