道路橋床版イノベーション研究会(2018年度終了)

研究会名称道路橋床版イノベーション研究会(2018年度終了) 区分SPR-B[共同提案型]
委員長松井 繁之 構成員15名
幹事長 石崎 茂
活動目的・内容 道路橋床版は輪荷重を直接担うため疲労劣化を起こし、さらに雨水や塩ならびに凍結融解作用によって劣化が加速される。時にはアルカリ骨材反応等の材料的な問題も含み、ここ30年で多数の劣化損傷現象を起こしてきた。このため、道路橋示方書における床版の設計法が数次にわたり改訂されてきたが、床版の耐久性確保の抜本的な技術革新がなされていない。本研究会は、上記の経験を踏まえて、材料・構造・設計・施工・維持管理の諸方面から道路橋床版の技術革新を提案する目的を掲げ、調査・研究を行う。
前年度の活動

2018年度は、道路橋床版の長寿命化技術のみならず、さらなる床版の技術革新に資する資料を整備し、以前に発刊した松井繁之編著「道路橋床版-設計・施工と維持管理」の改訂版を発刊すべく活動を継続的に実施した。しかしながら、道路橋床版を取り巻く技術情勢の変化、特に、道路橋床版の補修・補強工事、および大規模取替え工事の推進による床版厚の増大によって、道路橋床版における技術的課題が、「疲労損傷対策」から「複合劣化対策」へ移行し、「道路橋床版」の内容改訂に対する社会の要請が希薄となり、改訂版の発刊を断念せざるを得ない情勢となった。

以上の情勢より、本研究会は2018年度をもって終了することとした。

今年度の活動

本研究会は本年度をもって終了するが、今後も、本研究会で取りまとめた書籍「道路橋床版の長寿命化技術」を題材とする講習会を開催し、研究成果を公表する予定である。

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