AI応用研究会

研究会名称AI応用研究会 区分SPR-A[災研提案型]
委員長古田 均 構成員26法人
幹事長 野村 泰稔
活動目的・内容 本研究会は、近年、多くの注目を浴びている人工知能(Artificial Intelligence; AI)の最新技術と現場ニーズの調査を行い、建設業務において、省力化・省人化できる技術体系を整理することを目的とするものである。現在AIとして最も注目されているのは、深層学習(ディープラーニング)であり、多くの応用例で華々しい成果をあげている。しかしながら、土木、建築の実世界においては、深層学習に必要な大量の有用データを得ることが難しく、AI技術は用途が限定されているものへの適用が多い。近年は、大量データを必要とせずともに、有益・実行可能な解を得る技術が提案されつつあるが、従来のAI技術であるエキスパートシステム(データが少ない場合)やファジィ理論(基準が明確でない場合)の活用も期待できる場合もある。

前年度の活動

本年度は先端AI技術だけでなく従来からあるAI技術を活用した土木工学に関するオンライン講演会を下記の通り実施した。異分野を含めたAI活用事例、日常業務・研究に活用できる技術などを定期的に紹介し、今後の建設分野におけるAI活用のあり方を考える機会を提供した。

第1回研究会 5月25日(木) 15時から
(立命館大阪梅田キャンパス+ハイブリッド開催)
議題:
1.土木学会全国大会+AIデータサイエンスシンポでのAI/IoT/ICT活用事例紹介
2.今後の活動討議
講演:
1.深層学習を用いた土砂災害警戒区域の抽出
講師:広兼 道幸(関西大学総合情報学部教授)
2.データサイエンスによる豪雨時の斜面防災に関する研究
講師:伊藤 真一(立命館大学理工学部講師)

第2回研究会 9月1日(金) 15時から
(立命館大阪梅田キャンパス+ハイブリッド開催)
講演:
1.建設DX×社会インフラの維持管理
講師:江本 久雄(鳥取大学准教授)
2.機械学習を活用した鋼製橋梁の維持管理
講師:林 厳(大阪公立大学助教)

今年度の活動

本研究会は、近年、多くの注目を浴びている人工知能(Artificial Intelligence; AI)の最新技術と現場ニーズの調査を行い、建設業務において、省力化・省人化できる技術体系を整理することを目的とする。AI技術については、多種多様な最新技術が国内外を問わず発信され続けており、関連学会の研究事例を収集しつつ、建設業界および他業界(機械・電気・農業等)への応用事例について調査する。現在AIとして最も注目されているのは、深層学習(ディープラーニング)であり、多くの応用例で華々しい成果をあげている。しかしながら、土木、建築の実世界においては、深層学習に必要な大量の有用データを得ることが難しく、AI技術は用途が限定されているものへの適用が多い。近年は、大量データを必要とせずともに、有益・実行可能な解を得る技術が提案されつつあるが、従来のAI技術であるエキスパートシステム(データが少ない場合)やファジィ理論(基準が明確でない場合)の活用も期待できる場合もある。そこで2024年度は、最新のAI技術と従来からのAI技術の統合活用も視野に入れ、計画・調査・設計・施工・維持管理業務における現場で活用されている技術を調査することを目的に、下記の研究・事業を実施する。

【研究・事業計画】
1.会員によるAI活用実績報告会の開催(外部講師からの話題提供含む)
2.AI活用ニーズ調査のための自治体インフラ管理者からの話題提供会の開催
3.AIの最新技術に関する現状調査と技術勉強会の開催(会員、技術者対象)

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特になし