地盤環境振動研究会(平成26年度終了)

研究会名称地盤環境振動研究会(平成26年度終了) 区分SPR-A[災研提案型]
委員長早川 清(立命館大学特任教授) 構成員20名
幹事長 藤森 茂之(中央復建コンサルタンツ株式会社)
活動目的・内容 建設工事、工場機械および道路・鉄道などの交通機関を発生源とし、地盤を介して住環境に不快な影響をおよぼす振動は、「地盤環境振動」と定義され、振動の発生源対策や伝播経路対策などの各種対策工法が研究・開発されている。
前年度の活動

地盤環境振動研究会は、地盤環境振動の対策技術について体系的にとりまとめることを目的として、平成23年度から3ヵ年の活動を行った。その研究成果として「地盤環境振動対策技術マニュアル」をとりまとめ、平成25年11月29日に地盤環境振動に係わる技術者を対象に、大阪大学中之島センターで講演会を開催(40名参加)し、研究成果を公表することで研究会活動を締めくくった(研究会活動としては一旦終了)。平成26年度は、研究会活動の発展形として新たに学識経験者等に参画していただき、平成25年度までの研究成果をさらにブラッシュアップすることにより、「地盤環境振動の対策技術ハンドブック(仮称)」(書籍)の出版に向けた準備(幹事会の開催(3回)、編集幹事会の開催(1回)、目次構成の検討、執筆者の選定と執筆依頼、租原稿の作成等)を行った。
「地盤環境振動の対策技術ハンドブック(仮称)」の構成(案)及び執筆担当(案)は以下のとおりであり、地盤環境振動に係わる技術者のスキルアップに資するため、平成28年3月を目途に講習会を開催して研究成果を公表する予定である。

構成(案)                                          執筆担当(案)
第1章 地盤環境振動問題の現状と対策技術の展望   早川 清
第2章 地盤環境振動の測定方法           早川 清、松井敏彦
第3章 人体及び建築物における地盤環境振動の影響   前田節雄、国松 直
第4章 地盤環境振動対策工法の分類と事例             塩田正純、櫛原信二
第5章 地盤環境振動の数値シミュレーション解析  竹宮宏和、庄司正弘、倉掛 猛
第6章 道路交通振動の特徴と対策                 内田季延、藤森茂之
第7章 鉄軌道振動の特徴と対策                横山秀史、関口律子、田保雅章
第8章 建設工事振動の特徴と対策               山本耕三、建山和由、樫本裕輔
第9章 工場機械振動の特徴と対策          塩田正純、藤森茂之
第10章 地盤環境振動問題と地盤・地形          尾儀一郎、田中勝也
第11章 地盤環境振動対策工法の費用対効果            藤森茂之、長山喜則、門田浩一
第12章 地盤環境振動対策に係る今後の課題      早川 清

今年度の活動
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