空中物理探査データの活用研究会

研究会名称空中物理探査データの活用研究会 区分SPR-A[災研提案型]
委員長松井 保 構成員11名
幹事長 上出 定幸
活動目的・内容 本研究会は、主に空中物理探査データを活用して、広域斜面を対象とした深層崩壊の発生の恐れのある斜面の抽出手法の開発を目指すことを目的とする。具体的には、空中電磁探査による比抵抗構造が示す斜面内部構造について、別途、取得された地形・地質・地下水情報との対比分析に基づいて検討し、深層崩壊の発生に関係するとされる要因との対応を分析する。そのうえで、空中電磁探査データの最適な表現手法を検討するとともに、深層崩壊の発生の恐れのある斜面の抽出手法を検討する。
前年度の活動

本年度の研究会は、新型コロナ禍に伴う非常事態宣言のため、年度計画に沿って実施できなかった。研究会は対面とウェブの併用で3回実施し、現地検討会は中止とした。本年度の研究会活動内容は、以下のとおりである。

第6回研究会 2020年8月7日(金)
1. 論文作成・投稿状況について
木下委員より、論文作成・投稿状況と概要説明があった。
・「2011年紀伊半島大水害で深層崩壊が発生した斜面における地盤の風化特性について」(地すべり学会に投稿) 概要説明
・「2011年に深層崩壊が発生した奈良県十津川村栗平地区における電気探査を用いた断層沿いの地下水流入過程の検討」(論文執筆済) 概要説明
・「深層崩壊地で過去に実施した岩石のスレーキング試験・X線回折の調査結果」(論文執筆中) 概要説明
・「2012年の赤谷の泥流流出について」(次の論文執筆案件) 概要説明
2. 特別講演:「空中電磁ドローン探査による地すべり調査」
講師:(有)ネオサイエンス) 城森 明
空中電磁ドローン探査の計測法と解析法および田辺市長野地区地すべり地で実施した地すべり調査・解析結果について説明・討議があった。
3.話題提供と討議
① 木下委員
・紀伊山系の空中電磁探査結果(2012年取得)の整理・取りまとめ
・熊野地区での電気探査および断層ボーリングの実施
・栗平地区での電気探査と水文データの取まとめ
② 河戸幹事
・紀伊山系での空中電磁探査データによる崩壊深の推定について
・耶馬溪での空中電磁探査の結果について
・和歌山県の道路計画(白浜久木線)のための空中電磁探査計画について
4. フリーディスカッション

 

第7回研究会 2020年10月2日(金)
1.話題提供と討議
①木下委員
・南部川での地すべりについて
・今後の深層崩壊リスク評価手法について
②三田村委員
・谷密度・谷の浸食量評価と地すべり地形・深層崩壊箇所との関係について
③河戸幹事
・空中電磁探査による県道白浜久木線の大規模地すべり調査結果について
④束原幹事
・空中電磁探査による県道白浜久木線の大規模地すべり調査結果について
⑤河戸幹事
・空中電磁探査による県道白浜久木線の大規模地すべり調査結果について
・2020年台風10号等の降雨時における河道閉塞箇所の状況について
・空中電磁探査による県道白浜久木線の大規模地すべり調査結果について
②山内委員
・地下を3次元で可視化する新しい物理探査について
2.フリーディスカッション

 

第8回研究会 2020年12月16日(水)
1.話題提供
①木下委員
・紀伊半島大水害から10周年に向けての深層崩壊リスク評価手法のとりまとめについて
・那智川流域における表層崩壊・土石流のリスク評価について
②河戸幹事
・ドローン空中電磁探査技術による地すべり調査について
「ドローン空中電磁探査技術の地すべり調査への適用」(物理探査学会 第143回学術講演会予稿集)の概要が報告された。
③東原委員
・2020年7月豪雨災害被災状況について
「令和2年7月豪雨災害被災状況調査 報告書(中央開発(株))(熊本県、岐阜県、山形県で実施)の概要が報告された。
2. フリーディスカッション

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