雪寒地床版用防水工研究会(平成26年度終了)

研究会名称雪寒地床版用防水工研究会(平成26年度終了) 区分SPR-B[共同提案型]
委員長松井 繁之(大阪工業大学客員教授;大阪大学名誉教授) 構成員23名
幹事長 三田村 浩(Office サンブリッジ)
活動目的・内容 北海道などの積雪寒冷地の道路橋床版では、舗装に含んだ水がコンクリート床版内に発生しているひび割れに浸入して凍害現象を起こす。それに輪荷重が作用することにより、床版表面コンクリートが砂利化することが加速される。舗装のポットホールが発生しやすくなり、交通障害、さらには交通事故をもたらす。このため、床版と舗装の間に防水層を設置し、骨材化を防ぐとともに、舗装に雨水が永く残らないように性能のよい排水システムを導入する必要がある。以上のような寒冷地特有の床版劣化を防ぐ高性能の防水材料の模索と良質防水システム構築に向けて、材料メーカーを多数公募して防水層の効果と施工方法や凍結融解の影響等について比較検討することとした。これまで防水材料の選定基準が存在しないため、基準作りに各種の実験を必要とし、研究を共同で行うものである。
研究会構成 - 大学:1、独立行政法人研究機関等: 3(8名)、企業法人:7 社(14名)
前年度の活動

26年度は,下記の研究会を開催し、検討を行った。
第21回研究会 2014年6月12日 ㈱富土技建 1F 会議室
・平成25年度に取り纏めた積雪寒冷地用床版防水工マニュアルの第1章から第4章について読み合わせを行い、マニュアルブラッシュアップのための修正事項を確認した。
・マニュアルは平成26年度で完成させ、土木研究所資料及び災害科学研究所資料として取り纏めることとした。
第22回研究会 2014年8月21日  ㈱富土技建 1F 会議室
・前回研究会に引き続きマニュアルの第5章から第9章及び付録について読み合わせを行い、修正事項を確認した。
・前回研究会の討議内容を踏まえ修正したマニュアルの原稿について再確認を行い、マニュアル全体を通した記載内容に関する討議を行った。
第23回研究会 2014年12月4日  ㈱富土技建 1F 会議室
・前回研究会の討議内容を踏まえ修正したマニュアルの最終原稿について、再確認を行い、内容について一部修正することを確認した。
・本研究会は平成26年度をもって終了し、マニュアルを最終成果品として提出するとともに研究会参加会社及び参加団体に配布することを確認した。

今後の展望
本研究会は本年度をもって終了するが、今後、本研究会でまとめたマニュアルをテキストとした講習会を開催し、研究成果を公表する予定である。

今年度の活動
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