AI応用研究会

研究会名称AI応用研究会 区分SPR-A[災研提案型]
委員長古田 均 構成員26法人
幹事長 野村 泰稔
活動目的・内容 本研究会は、近年、多くの注目を浴びている人工知能(Artificial Intelligence; AI)の最新技術と現場ニーズの調査を行い、建設業務において、省力化・省人化できる技術体系を整理することを目的とするものである。現在AIとして最も注目されているのは、深層学習(ディープラーニング)であり、多くの応用例で華々しい成果をあげている。しかしながら、土木、建築の実世界においては、深層学習に必要な大量の有用データを得ることが難しく、AI技術は用途が限定されているものへの適用が多い。近年は、大量データを必要とせずともに、有益・実行可能な解を得る技術が提案されつつあるが、従来のAI技術であるエキスパートシステム(データが少ない場合)やファジィ理論(基準が明確でない場合)の活用も期待できる場合もある。

前年度の活動

以上を踏まえ、本年度は先端AI技術だけでなく従来からあるAI技術を活用した土木工学に関するオンライン講演会を下記の通り実施した。異分野を含めたAI活用事例、日常業務・研究に活用できる技術などを定期的に紹介し、今後の建設分野におけるAI活用のあり方を考える機会を提供した。

第1回研究会:
7月24日(水)15時から(大阪公立大学I-siteなんば2階C1+Zoomハイブリッド)
講演:
①深層学習と専門知を融合させる橋梁診断のためのAI手法の検討
講師:全邦釘氏(東京大学工学研究科特任准教授)
②機械学習を用いたコンクリートのひび割れ検出
講師:内田勇治氏(NEXCO西日本イノベーションズ(株) IT技術本部本部長)

第2回研究会:
9月10日(火)15時から(大阪公立大学I-siteなんば2階C1+Zoomハイブリッド)
講演:
①橋梁ヘルスモニタリングとサロゲートモデルの適用性について
講師:金哲佑氏(京都大学工学研究科教授)
②合成開口レーダーとAIを用いた構造ヘルスモニタリング
講師:久村孝寛氏(日本電気株式会社ビジュアルインテリジェンス研究所)

今年度の活動
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