構造物変位計測技術研究会(2025年度終了)

研究会名称構造物変位計測技術研究会(2025年度終了) 区分SPR-B[共同提案型]
委員長松井 繁之 構成員7名
幹事長 夏川 亨介
活動目的・内容 (研究の名称)
構造物の微小鉛直・水平変位計のシステム開発

(研究の内容・目的)
システムの概要これまでの経緯
本変位計測システムの概要および構成は以下の2点である。
① 構造物の2点間を両端に固定装置を設け、その間を特殊ワイヤーで緊張し、それを不動線として固定端間の任意位置で、構造物の鉛直および水平の微小変位を変位センサーで計測する。
② 装置は両固定装置、固定間に緊張するワイヤー、任意の位置に設置する変位センサーおよびデータ収録、通信および解析ソフトである。

前年度の活動

2025年度およびこれまで取り組んできた主な研究テーマは以下3件である。
テーマ1 長区間を対象とした構造物の鉛直・水平変位計測システムの開発
テーマ2 高感度加速度計を用いた傾斜変位計の開発
テーマ3 高感度加速度計を用いた構造物の固有振動数測定システムの開発
各研究テーマ対して、研究の結果得られた、成果・知見あるいは今後の活動に対する示唆等

下記する成果・知見・示唆などは、鉄道事業者より受託した高架橋に近接して並行に側道地下に敷設される近接工事の影響管理計測業務において、上記テーマ1および2の計測器を一年数か月間、活用した結果から得られた貴重な生情報であり信頼度は高い。

テーマ 1(長区間鉛直水平変位計)について
約1年間の計測期間中、風雨、夏場の温度変化の影響を受け、予期しない緊急対応を求められたが、大きな難は無く、客先に信頼される情報を提供してきた。その成果を踏まえ、特許出願を行い、受理された。近く「審査請求」を出す予定である。

テーマ 2(高感度加速度計を用いた傾斜計)について
論理的には成立するはずであるが、加速度の値を2回積分する必要があり、屋外の構造物を対象とする場合、環境条件が常に変化するため、数学的な解析面で誤差を論理的に説明できないことが判明し、研究を中断する結果となった。その後、外気温度の影響を受けない加速度センサーがメーカーより発売されているが、研究は中断のままである。

テーマ 3(加速度計を利用した構造物の固有振動数測定システム)について
鉄道構造物における電車荷重を外力として構造物の固有振動数を決定する方法を提案し現場実験を繰り返したが論理的に説得力のある説明ができない面が残っている。現在の方法論に最近、急速に進化するAI技術を付加すれば、効率よく電車振動のノイズを消し去ることも可能であると言われている。AIの手法を用いる研究は、初歩の段階に立ち返って、企業内で勉強から始める予定である。

今年度の活動
研究会からの
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特になし